ある校長先生

今日も絶好調!!絶好調!!

今朝も最高に幸せな朝を迎えました。

朝、目覚めの第一声は、いつも「神様!感謝します」

「今日も素晴らしい一日を用意してくださり

ありがとうございます」

そして、親愛なる皆様へ心から感謝しています。


私は私ぐらい『幸せな人』はいないと思っています。

「私は世界一の幸せ者です」

そして『言葉は力です』

言葉遣いは「明日の自分」を作ります。

今日も元気になる言葉を発して、

明るく楽しく過ごしましょう。


昨日は『世界食糧デー』でしたが、今日は1999年の国連総会で

「極貧に打ち克つための世界デー」として制定された

『貧困撲滅のための国際デー』です。


世界中で12億以上の人が一日、僅か1$で生活しています。

そして、20億人以上は、一日2ドル未満で生活し

8億5千万人以上が日々の食べ物に事欠く毎日を送っています。


また、10億人以上の人々が貧困のために教育を受けられずに

読み書きが出来ません。

貧困の最大の要因は「教育の欠如」です。

貧しい人々は、教育や技能取得、職業訓練の機会を与えられず

働き口を見つけることも、自らの才能を伸ばすことも出来ません。


その結果「貧困の家庭の子は、更に貧困の家庭を生む」という

「貧困の連鎖」を引き起こすのです。

私は、これらの連鎖を断ち切るお手伝いをしたいと考えています。

その為に『一般社団法人たすけ愛』を起ち上げ、多くの億万長者を

誕生させ、弱い立場に居る人たちの力になりたいのです。



『人の可能性を引き出す教育』



今日は『人生山河ここにあり』と言う本に、ある校長先生の

「究極の教育法」が書かれていましたのでご紹介します。

長いですが、最後までお付き合い頂ければ幸いです。


東京のある学校の卒業式の1週間前に、

一人の不良学生が校長に呼び出された。

常日頃、悪行を重ねていた学生は、叱られるのを覚悟して

校長室のドアを叩いた。

「入れ」という威厳のある声と共に「鍵をかけなさい」といって

鍵を渡しながら校長は、自らカーテンを閉めた。

学生は逃げられないようにして殴られると観念した。


「腰をかけ給え」といいながら、校長は、右に左にと歩きつつ

「お前のいたずらは有名であり、

他の先生の手もやき・・云々」と切り出した。

学生は「きたなあ…」と奥歯をかみしめて身構えた。


「然し、よくよく考えてみるに、君はお母さんを亡くし

その後に来たお母さんにいじめられ、本当に可哀想だと

世間のうわさだが、大変だったなあ・・。

思えば、そのうっ憤ばらしに、悪いと知りながら、

やった事であると私は思う。そうだな」

学生はおもわず拳を握りしめ、うなずきつつ、

胸の熱くなるのをおぼえた。


「然し、ここでよく考えてみなさい、

今さらお母さんの死を悔いても仕方がない。

人間は、必ず死ぬ。

いずれの日か死ぬという人生を、今日一日を価値高く生きよと

母の死は教えているのだ。

君のお母さんは、若くしてこの世を去ったが、

立派なお母さんだった。


君のお父さんが“まま母”と君との間に立って、どれほど気を遣い

心を痛めていられるかを考えたことがあるかい。

人間だけが、神の立場や相手の立場に立って

考えることが出来るのだ。

自分を捨てて、心から親孝行をすれば、

どんなひどい“まま母”でも、必ず感動するときが来る。

今、君が、すぐやるべきことは親孝行だ。

これは人間だけにある行為なのだよ。


こんな話をするのも、亡くなった君のお母さんが、

草葉の陰から手を合わせて、

私を通じて話をしているような気がしてならない。

まして君は、数多い卒業生の中で将来、大人物になる素質がある。

長年教育をやって来た私の立場から、それはよく判る。

だが一歩誤れば犯罪者にもなる。


今が大切な分岐点だ。

だから、これからは、本来の君に返り、心を明るくして

朗らかにし、清く正しくもつことを心がけ、

人の為、母の為になるように生きて欲しい。

とはいっても、人間は照れくさいもので、すぐには出来ない。

昔から人間は転機が大切だ。

だから、卒業式を君の人生の転機としたらどうだ」


諄々(じゅんじゅん)と道を説く校長の前に、

その学生はハラハラと涙を流しながら、今までの悪行を詫び

そして、これ程までに自分のことを見ていてくれた校長先生に対し

心より感動し、先生の為には命まで惜しくないと

教えに従うことを誓った。


それを見ながら、校長は「そうか判ってくれたか、

本当にありがとう。やはり、私の目に狂いはなかった。

さあ男は泣くんじゃない」と

学生にハンカチを渡す校長がまた、涙、涙であった。

そして最後に「全校生の中に、君だけが大人物になる素質があり

君の将来こそ、私の唯一の楽しみだ。


然し、校長としての立場上、君だけ可愛がる訳にはいかないから

鍵をかけ、カーテンを閉めて、

他人に判らないようにして話をしたのだ。

いいかい、男と男の約束だ。

このことは絶対人に言うなよ」と言って、かたい握手をして別れた。


学生は卒業後、世間でも驚くほどの親孝行者となり、

勤勉、努力し、校長の予言通り大会社の社長となった。

星霜(せいそう)幾十年、すでに白髪になった

老校長を囲む会が、盛大に催された。

その席上、かつては不良学生だった社長が立って

卒業1週間前の感動をそのままに、


「私はここで、男の約束を破る」と前置きし

あの時の状況を語った。

「私の現在あるのは、あの時の校長先生の一言です。

もし、あの感動がなかったら、私はどうなっていた事でしょう」

と言って、涙ながらに挨拶しながら

先生のところへ駆け寄っていった。


これを聞いていた人々は、一瞬水を打ったような静けさになった。

そして、アッと驚きの顔を見合わせながら「俺も言われた」

「僕もだ」と驚きが感動の渦となって広がっていった。

思えば、ある人は喫茶店で、ある者は自宅に呼び出されながら

所を変え、時を変えて、その少年の心の中にある

『命の力』を引き出したのだ。


(『人生山河ここにあり』より)


いかがでしょうか。

教育者の最大の役割は「人の可能性を引き出すこと」だと言うこと。

そして、人は、たった一人でも「心の底から信じてくれたり

必要性(自己重要感)」や期待をされる」と頑張れる動物なのだと

言うことを、この本は教えてくれているのではないでしょうか。


私たちは、この校長先生と会うことも、学ぶことも出来ませんから

自分が自分の校長先生となって「私は、君に期待している」

「君は、大物になると私は信じている」と

自分で自分に言葉を掛けるのです。


「言葉はちから」です。

その自分で自分に掛けた言葉で自己重要感が生まれるのです。

また、その期待に応える使命感が生まれるのです。

その自己重要感と使命感が原動力となって

期待に応える努力をするのです。

すると、能力は開発され、期待された姿になるのです。

私たちは、自分で自分に期待することで

自分の期待した人生を歩むことが出来るのです。


だから、今日も、

「言葉のちから」を信じて

明るく、元気に

「私は、期待している」「私は、信じている」の言葉を口に

ウキウキ、ワクワク、自分で自分に期待をしましょう。

その期待で自己重要感と使命感を育みましょう。

すると、それが原動力となって、期待された姿へと歩み始め

自分の期待された人生を歩ませて頂けるでしょう。


大丈夫!大丈夫!

あらゆる点で一層良くなる!

必ず良くなる!

良かった!良かった!

ツイてる!ツイてる!

ありがとう!

今日も、素晴らしい仲間たちと

共に生き!!

共に歩み!!

共に成長しましょう!!


今日も最後までお付合いを頂き、ありがとうございました。


感謝 合掌



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