辛抱の花

今日も絶好調!!絶好調!!

今朝も最高に幸せな朝を迎えました。

朝、目覚めの第一声は、いつも「神様!感謝します」

「今日も素晴らしい一日を用意してくださり、

ありがとうございます」

そして、親愛なる皆様へ心から感謝しています。

私は私ぐらい『幸せな人』はいないと思っています。

「私は世界一の幸せ者です」

そして『言葉は力です』

言葉遣いは「明日の自分」を作ります。

今日も元気になる言葉を発して、明るく楽しく過ごしましょう。


昨日は台風の通過によるフェーン現象の影響で、
各地で真夏日となりましたが秋は確実にやって来ています。

今日は、暦の上の二十四節気の一つ『寒露(かんろ)』です。

「寒露」とは、草花に冷たい露が降りる頃を言います。

本格的な秋の始まりで五穀の収穫の季節(トキ)です。

また、この頃になると山の木々も色づき始めます。


そして今日は、国民の祝日の一つ『体育の日』です。

「体育の日」は、最初は1964年10月10日
アジアで初めてのオリンピック、

東京大会の開会式が行われたのを記念して制定されました。

その後、ハッピーマンデー制度によって2000年から
10月の第2月曜日に変更され今に至っています。


代々木の国立競技場の抜けるような真っ青な空に
5機のジェット機で描いた五輪の輪と

聖火台で燃える赤い炎が、とても印象に残っています。

未だ中学生だった私ですがテレビの前で感動していました。

そこで今日は「感動の話」をご紹介しましょう。



『一歩抜きん出るために、辛抱という棒を立てる』



皆さんは、桂小金治(かつら こきんじ)さんをご存知でしょうか。

残念ながら2014年11月に88歳で亡くなられましたが

落語家でありながらも、俳優、タレント、ワイドショーの司会など
幅広くメディアで活躍された方です。

その小金治さんが生前「お父さん」について話していた
感動の実話をご紹介します。

ちょっと長いですが、最後までお付き合いください。


僕は大正15年、東京・杉並の「天勇」という

小さな魚屋の長男として生まれました。

9つ違いの妹と2人兄弟で育ちました。

10歳になった時、親父から言われました。

「おまえ、年が二桁になったんだよ。

いつまでも親に食わしてもらえると思ったら大間違い。

自分の力で生きていかなきゃならない時が来る。

その支度をいまのうちからしておくんだ」と。


それからは毎日店に出て、

手伝いをするようになったんです。

ちょっとでも怠けようものなら、こっぴどく怒鳴られる。

とにかく一所懸命に働きましたね。

かといって、ただ真面目に働いているだけでも駄目。

「人に用事を言いつけられて仕事をするやつは半人前、

自分で仕事を見つけて働いてこそ一人前」

というのが親父の考えでした。


親父は僕がどんなに頑張って働いても、

滅多におもちゃなど買ってくれたことはありません。

「欲しけりゃ自分で作れ。作れないなら諦めろ」と

取り合ってくれない。

しょうがないから子どもなりに蒲鉾の板を削って

自動車や船を作ったりしたものです。


ところで、この頃、僕にとって

忘れられない出来事があります。

ある日、友達の家に行ったらハーモニカがあって、

吹いてみたらすごく上手に演奏できたんです。

無理だと知りつつも、家に帰って

ハーモニカを買ってくれと親父にせがんでみたのです。

すると親父は「いい音ならこれで出せ」と

神棚の榊の葉を一枚取って、

それで「ふるさと」を吹いたんです。

あまりの音色のよさに、僕は思わず聞き惚れてしまった。


もちろん、親父が吹き方など教えてはくれません。

「俺にできておまえにできないわけがない」

そう言われて学校の行き帰り、葉っぱをむしっては

一人で草笛を練習しました。

だけど、どんなに頑張ってみても、一向に音が出ないんです。

諦めて数日でやめてしまいました。


これを知った親父がある日、

「おまえ悔しくないのか。俺は吹けるがおまえは吹けない。

おまえは俺に負けたんだぞ」と僕を一喝しました。

続けて「一念発起は誰でもする。実行、努力までならみんなする。

そこでやめたらドングリの背比べで終わりなんだ。

一歩抜きん出るには、努力の上の辛抱という棒を立てるんだよ。

この棒に花が咲くんだ」と・・。


その言葉に触発されて僕は来る日も来る日も練習を続けました。

そうやって何とかメロディーが奏でられるようになったんです。

草笛が吹けるようになった日、さっそく親父の前で披露しました。

得意満面の僕を見て親父は言いました。

「偉そうな顔するなよ。

何か一つのことができるようになった時、自分一人の手柄と思うな。

世間の皆様のお力添えと感謝しなさい。

錐(きり)だってそうじゃないか。片手で錐は揉めぬ」


努力することに加えて、人様への感謝の気持ちが生きていく上で

どれだけ大切かということを、

この時、親父に気づかせてもらったんです。

翌朝、目を覚ましたら枕元に新聞紙に包んだ細長いものがある。

開けて見たらハーモニカでした。

喜び勇んで親父のところに駆けつけると、

「努力の上の辛抱を立てたんだろう。

花が咲くのは当たりめえだよ」

子ども心にこんなに嬉しい言葉はありません。

あまりに嬉しいものだから、お袋にも話したんです。


するとお袋は「ハーモニカは3日も前に買ってあったんだよ」

「お父ちゃんが言っていたよ。

あの子はきっと草笛が吹けるようになるからってね」

僕の目から大粒の涙が流れ落ちました。

いまでも、この時の心の震えるような感動は

色あせることなく心に鮮明に焼きついているんです。

(桂 小金治)


いかがだったでしょうか?

親と子の愛と絆を感じますよね。

小金治さんのお父さんの言葉ではありませんが

辛い時には「他人(ヒト)に出来て、

俺に出来ない訳がない!!」

「この辛抱のうえに花が咲く」と

声に出して口にしてみませんか。


「言葉はちから」です。

その口にした言葉が、再挑戦する勇気を与えるのです。

その勇気が辛いことでも続けさせるのです。

その続けることで私たちの能力は磨かれるのです。

すると、成果が現れてくるのです。

そして「辛抱のうえに必ず花が咲く」と言うことを知るのです。


だから、今日も、

「言葉のちから」を信じて、

明るく、元気に、

「他人に出来て、俺に出来ない訳がない!!」の言葉と

「この辛抱のうえに花が咲く」の言葉を口に

ウキウキ、ワクワク、辛いことでも挑戦し続けましょう。

その挑戦で私たちの能力は磨かれるでしょう。

すると、成果が現れるて花が咲くでしょう。

そして、辛抱を乗り越えた感動に包まれるでしょう。

また、辛抱の花で感動に包まれた

幸せな人生を歩むことが出来るでしょう。


大丈夫!大丈夫!

あらゆる点で一層良くなる!

必ず良くなる!

良かった!良かった!

ツイてる!ツイてる!

ありがとう!

今日も、素晴らしい仲間たちと

共に生き!!

共に歩み!!

共に成長しましょう!!


今日も最後までお付合いを頂き、ありがとうございました。


感謝 合掌



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